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第一〇二号
      2014ワールドチャンピオンシップを終えて!


2014年11月3日
JIC中国支部長

村中 信一


       今年、一年間のトライアスロン競技を振り返って見るとロングにおいては人生最高の
       出来で会ったと満足しています。4月の宮古島での不調を反省して6月のアイアンマン
       ケアンズで年代別優勝、日本に帰って来て宮島国際パワートライアスロン年代別優勝、
       7月の皆生トライアスロン年代別優勝、8月のアイアンマンJAPAN 北海道にも年代別
       優勝できて、とても良い状態で10月のハワイのアイアンマンワールドチャンピオンシッ
       プに臨むことが出来ましたが、世界の壁は厚く世界9位という結果に終わりました。
       しかし、最近発表されているエイジランキングではアイアンマン1位、日本JTUロングで
       も1位(11月現在)という名誉な経験をし喜んでおります。実力的には私より強い選手
       が海外にも日本にもたくさんいる中で、幸運にも一時的ではありますがこういう結果が
       でたことは、自分にとりまして大変な名誉だと感じております。

       ハワイのスイム
       今年はスイムスーツを着たので寒さに関しては問題なく快適に泳げた。ただ1900m
       折り返してからは地獄のスイムとなってしまった。原因は10分遅れでスタートした女子
       軍団に追いつかれ、バトルになったことによりゴーグルは外れて片目しか見えず自分
       の泳ぎが出来なくなり、前半38分後半58分になってしまった。来年は折り返したらコ
       ースの端を泳ぐようにして女子軍団をかわそうと考えています。

       バイク
       なんと言ってもコナウインドでしょう。ワイコロア付近から風が急に強くなり一所懸命こ
       いでも15kmぐらいしか進みません。路上の応援の旗竿が強風で折れたそうです。
       又、折り返してからの下り坂では風に飛ばされて一回転して崖に落ちるのを二人目撃
       しました。二人とも女子の選手で一人はヘルメットの頭から血が流れていました。
       それを見てからは自分も風に飛ばされてはならじとハンドルをしっかり握るように心が
       けました。後で聞いた話ではたくさんの人が落車したそうです。私もハワイ5回目です
       がこんなに強いのは初めての経験でした。

       ラン
       バイクで強風のため精神的及び肉体的に疲れ走り出してしばらくすると気分が悪くな
       なり、脱水で倒れるかもしれないと思いつつ歩くようになってしまいました。バイクで嘔
       吐して水以外補給できず胃の調子が最悪だったのです。3kmぐらい歩いたでしょうか、
       このままでは完走できない、少しゆっくりでも走ってみようと思い立ちジョギングしてい
       るうちにだんだん走れるようになりました。補給も取れるようになったこともあり後はキ
       ロ6分ペースで最後まで走り切ることが出来ました。ラン一番の思い出は太陽が海に
       沈み込むさまを走りながら見れた喜びでしょう。後は真っ暗な道を白線頼りに転ばない
       ように気を付け、最後に何とも表現できない華やかなゴール付近を通過してフィニッシ
       ュした時の喜びでしょう。また、来年もこれに向かって頑張り爽快なフニッシュをしよう
       と心に誓いました。
       (大会開催日:2014・10・11)
             



第一〇一号
       トライアスロンアスロンを始めて30年!


2014年10月28日
JIC近畿支部長

中川 隆二


       私がトライアスロンを始めようと思ったきっかけは、1984年ハワイで行われたトライアス
       ロンアイアンマンチャンピオンシップ大会のテレビ放送でした。なんとなしに見てたら、
       ゴールを目指して過酷な泳ぎ・漕ぎ・走りを一生懸命に走る姿を見て感動し、私もこの
       スポーツをやってみたいと思ったからです。
       やるならテレビ放送で見た、ロングのトライアスロン大会をと思い練習を開始しました。

       スイムの平泳ぎはゆっくりと長く泳ぐことは出来るが、クロールは25m位しか泳げず、
       職場に近いスイミングスクールに入り練習を始めました。コーチからは平泳ぎは遠泳
       の泳ぎ方、クロールは基本が出来ていない等々注意されながら、スクールに通ってい
       ると、25m・50mと泳げるようになり、さらに100m泳げるようになり、この調子なら長い
       距離を泳ぐのも夢でないと思うようになりました。スクール通ってから半年ぐらいで、
       遅いけど1km泳げるようになり3km泳ぐのも夢でなくなりました。

       バイクはママチャリ程度の知識、ロードバイクを持たない私はロードバイクショップに行
       き、トライアスロンをやりたいけど どんなバイクがいいですか?とロードバイクについて
       何も知らない私は店長に相談、フレームサイズなど店長にお任してロードバイクを作り
       ました。
       一年後に皆生トライアスロンに出るぞと決心、バイクが出来てからは時間のない時は
       近くの有馬温泉方面、時間があるときは遠く篠山方面、淡路島一周などをして長い距
       離に慣れるように練習しました。

       ランは3種目のなかで自信のある種目ですが、スイム・バイクした後のランはどうなる
       か未知の世界でした。ロングトライアスロンが完走できるかどうかわからないけど、
       とりあえず皆生大会に申し込みました。大会までは、家庭・仕事など急がしいなか時
       間を見つけては、3種目の練習をおこなうようにしました。

       1986年7月20日第6回皆生大会に出場、大会1週間前に買ったウエットスーツを着用
       してスイム(3km)をなんとか泳ぎ砂浜に上がったが、足がふらふらでなんとかバイク
       に乗った記憶があります。
       バイク(130km)に乗りしばらくして足がバイクに慣れてきたものの、後半練習不足で
       膝が痛みだしてきてもなんとかそのままバイクゴール。
       ラン(42.195km)に移った時点から膝が痛いのでまともに走れず、エイドの人からはも
       うやめてはどうですかと言われたが、ゴール制限時間まで時間があるからと言って、
       歩いているのか走っているのか分からない位の速さで、前へ前へと進んでいるうちに
       なんとか制限時間内にゴールしました、よくぞ完走出来たことと思います。

       ロングのトライアスロンは1回だけでやめようと思っていましたが、日がたつにつれて
       またやりたくなり、それからショート・ミドル・ロングと距離に関係なく、あっちこっちの
       大会に出るようになりました。
       その後、最初にテレビで見たアイアンマンハワイチャンピオンシップ大会に出場したく
       なり、それを契機にお酒の量を減らし、あいてる時間を見つけてはトレーニングしまし
       た。そのおかげで、幸いにも憧れのハワイ大会に過去3回出場することが出来ました。
       今年満70才の記念にアイアンマンジャパン北海道に出場し、来年のアイアンマンハワ
       イチャンピオンシップに出場することが出来ることになりました。

       今年でトライアスロン歴は30年になりますが、なぜこんな過酷なトライアスロンを長い
       こと続けこられたのか不思議です。自然の成り行きでやってきた感じがしますが、
       家庭・職場・そしてトライアスロンを通じて多くの友人が出来たことが、楽しくトライアス
       ロン続けてこれたのだと思います。これからも体力の続くかぎりトライアスロンをやって
       いきますので、皆様よろしくお願いいたします。


              

第一〇〇号
       第2回アイアンマンジャパン北海道に参加!

                                               2014年9月13日

       ハワイで開催される、アイアンマントライアスロンチャンピオンシップには最近出ていな
       かったが、70才になったので久しぶりに行きたくなり、アイアンマンジャパン北海道に
       申込みました。ハワイへのスロット70才~74才は1名です。大会近くになり、参加者名
       簿を見ると、ハワイ大会エイジ別で何回も優勝している、M氏の名前がのっているで
       はないか!とても彼には勝てないが、大会では何が起こるかわからない、最後まで
       頑張るしかないと思いました。
       大会当日は曇り空で暑くもなく寒くもなく、絶好の大会日和でした。

       スイム(3.8km)
       スイムは洞爺湖、波は殆どなく泳ぐには良好な条件。スタートはウエーブスタート、若
       い順番で第1組スタート6時、小生は第6組6時22分にスタートしました。ウエーブスター
       トなので、スタート直後のバトルは殆ど無いといってもよいぐらいです、水はきれいし
       透明度があります。ヘッドアップのとき水を飲んでも、真水なので水分補給の代わりに
       なると思いながら泳いでました。中間点位から、先にスタートしたキャプの色の違う選
       手を追い越して行き、1時間32分52秒でスイムゴール。

       バイク(180.2km)
       スタートして洞爺湖周囲を30km位走り、それから羊蹄山すそ野へニセコ町へと走り
       洞爺湖へと帰って来るコースです。昨年走った人に聞くと上り下りの長い坂がありと
       聞いていました。バイクコースは北海道らしい雄大な景色、聞いていた長い上り下り
       の道を走っていると”北海道を走っている”と実感したが、肝心の足の方は重くペダル
       は回らず、クラブの人には誰にも追いつくことができず、タイム7時間12分21分でゴー
       ル。

       ラン(42.2km)
       洞爺湖周辺のコースを2往復するコースです。スタート直後は玉石を敷いたようなコー
       スを2km位走ります、足裏マッサージコースと言いたいぐらい走りにくい。それを過ぎる
       と湖畔の横の平坦な道で走りやすいコースとなります。スタートしてすぐにお腹の調子
       がおかしくなり、エイドごとにトイレに駆け込むしまつ。スピードを上げると完走じたいが
       難しくなるので、スピードを落として2位・3位なってもいいから完走だけはして、ハワイ
       へのスロットチャンスに期待との一心で走ってました、ランタイム4時間58分42秒ゴー
       ル。

       トータルタイム14時間02分11秒ゴール
       小生は今回のレースでアイアンマンレースワースト記録を作りました。ゴールした時は
       ゴール出来たことが最高の喜びでした。ゴール後宿に帰り携帯を開くと宗政さん・西川
       さんから「ハワイおめでとう」のメールあり、タイムが悪かっただけに嬉しかったです。
       レースは何が起こるかわからない、速いM氏はランでやめたらしい。最後まであきら
       めず頑張った小生に女神がほほ笑んだようです。
       今回の大会では角谷さんはじめ一緒にいった皆様には大変お世話になりました。
       また遠くからエールを送ってくださった、AACの皆様方本当に有り難うございました!
       (大会開催日:2014・8・24)
                



第九九号
       アイアンマン・ジャパン北海道 初挑戦記!
                  ~私がアイアンマンに憧れた理由~


2014年9月12日
JIC会員

倉光 善之


       初めてトライアスロンに出会ったのは、今から17~18年前、当時所属していた走友
       会のメンバーのうち、数名がトライアスロンをしていて、1996、97年と、琵琶湖で行
       われたアイアンマンジャパンに出場するメンバーを応援に行った時でした。
       目の当たりにするアイアンマンレースは鮮烈でした。ランの残り1kmくらいで応援して
       いましたが、チームメンバーの活躍はもちろんの事、夕方になって次々と帰ってくる浅
       黒く日焼けした選手達はどの人もカッコ良かったです。

       当時の私はマラソンでは今よりは速く走れていたので、目の前で走っている人がそれ
       ほど速いとは思いませんでしたが、何とも言えない自分にはない逞しさを感じました。
       いつもマラソンで、後半もろく崩れていた自分と比べて余計にそう思いました。
       この人たちは、朝から琵琶湖で泳いで、自転車で琵琶湖近郊を周遊して、フルマラソ
       ンを走ってここに帰って来たんだ・・・。何とも言えない憧れを感じました。自分も強くな
       りたい・・・。

       私は子供の頃から泳ぎが全くの苦手で25m泳ぐのがやっとでした。ドロップハンドル
       の自転車に乗った経験すらありませんでした。自分には無理・・・。それでも、二度ほ
       ど近所の市民プールに行き、夏休みの子供の群れに混じって泳いでみました。やっぱ
       り無理・・・。
       ある時、一度だけチームのトライアスリートのバイク練習に参加させてもらいました。
       と言っても、自分は当時所有していたMTBで、ひーひー言いながら何とか着いて行く
       だけでした。それでも150km前後走ったと記憶しています。

       練習後、打ち上げの飲み会でトライアスロンへの憧れを話しました。「トライスロンをや
       ってみたい気持ちはあるけど、自分は泳げないから絶対できない」と・・・。
       そしたら口を揃えてこう言われました。「みんなそう言う。できないのではなく、やらな
       いだけ。やりもしないでできないと言う」何も言い返せませんでした。確かにその通り
       でした。
       でも、心の中で「そんなん言われても、泳げんもんは泳げんのや!」と思っていました。
       やがて、彼らの多くは仕事や家庭、子育てでトライアスロンから離れていきました。
       私自身も数年間、マラソンに打ち込んだ後、燃え尽きたように運動する事からさえも
       離れていきました。

       今から6年前、偶然に「水泳」に出会いました。運動不足で太った自分に嫌気が差し、
       フィットネスクラブに入会したのです。物珍しさから、館内にある設備はすべて使い、
       何気なく水泳の初心者レッスンにも参加しました。「はじめてクロール」1クール4回の
       レッスンを終えました。もう少しうまくなりたい・・・。有料の個人レッスンを受けました。
       半年くらい続けましたが、密かな目標だった1000mも泳げそうにないので、もうやめ
       ようかと思いました。「本当はトライアスロンをやりたかったんだけどね」とコーチに話し
       ました。

       それを聞くと、競泳で自由形の選手だったコーチの目の色が変わりました。もう一度、
       やり直すことにしました。間もなく、1000m続けて泳げました。めちゃくちゃ嬉しかった。
       泳げた理由は簡単で、無理せずに毎回呼吸をするようにしたら泳げたのです。結局、
       この個人レッスンは3年近く続けました。
       1000m泳げた数か月後、かつてのチームメンバーで、ずっとトライアスロンを続けて
       いた人を誘い出して打ち明けました。「泳げるようになったから、トライアスロンをやっ
       てみようかと思うんだけど・・・。」「えっ?今からやるの?」少し、意外そうでしたが、
       すぐに誘い込まれました。私もそれが目的で相談したので望み通りの事でした。

       それでもまだはっきりと決心ができず、子供が生まれたばかりだった事もあり、まずは
       スイムとランだけの須磨アクアスロン大会に挑戦しました。それでも、足の着かない海
       で泳ぐ事は、めちゃくちゃ不安で怖い事でした。昔、琵琶湖に応援しに行った元アイア
       ンマンが夫婦で応援に来てくれ、無事に完走しました。彼の目前で初レースをできた
       事はすごくうれしかったです。間もなく、ロード自転車を買い、翌年の舞洲の51.5km
       でトライアスロンデビューしました。いつも一緒に練習してくれたのも、古くからのチー
       ムメンバーでした。その後は、バイクで転倒して怪我をしたりもしましたが、2013年
       宮古島大会で初ロングを完走して、2014年皆生大会に続いて、ついに、北海道で
       アイアンマンに挑戦する事になりました。

       今回、私がアイアンマン・ジャパン北海道に出場するにあたり、完走以外にもう一つの
       目標(目的)がありました。それは、私が泳いだり走ったりする姿を見た人が、たった
       一人でもいいから、あの時、琵琶湖で自分が感じたような気持ちになってくれたら・・・
       という事でした。勇気を与えるとか、勇気をもらうとか言葉にするのは簡単だけど、何
       かそんなものが少しでも伝われば、長年かけてアイアンマンに出場した意味があるの
       かなと思いました。もらった勇気は返さなければ、誰かに与えなければいけない。
       夢はかない、17年越しの憧れは現実になりました。絶対に無理だと思っていた自分
       が、3.8kmも湖で当たり前のように泳ぎ、ドロップハンドルの自転車で180kmも乗
       り、その後フルマラソンを走れた事は、昔の自分からすると、いまだに少し信じられな
       い気持ちもあります。でも、やればできた。間違ってなかった。できないのでなく、やら
       ないだけだったのです。

       ここにたどり着くには、ずっと思い続けた訳でもなく、多分に偶然や運にも恵まれました。
       ただ、共通しているのは、偶然や運に出会った時に、一歩前に踏み出した事、まずや
       ってみた事です。少なくとも、偶然をプラスに変える事はできるのだから・・・。
       偶然を幸運にするも不運にするも自分次第です。DREAMS COME TRUE!
       そんな感じですが、言うまでもなく仲間・家族・職場の支えがあり、素晴らしい大会を
       運営してくれる方々がいて体験できたのだという事を忘れずに、これからも精進してい
       きたいと思います。この17年間、関わってくれた全ての方々にありがとうございました!
       お陰様で、アイアンマンになれました!

       レース結果報告
           総合 13時間39分16秒  スイム    3.8km   1時間29分37秒
                             バイク  180.2km  7時間44分05秒
                             ラ  ン    42.2km  4時間07分29秒
       スイム
       淡水の洞爺湖を1周と2/3する3.8kmのコース、海より浮力が少ないのは、ウォーミ
       ングアップ時の立ち泳ぎで感じました。外国人の司会者の盛り上げに「ついにアイアン
       マンのスタートに立った」と感激でウルウルしながらスタートゲートをくぐりました。エリ
       ート選手の後、5つのエイジグループ毎に3分置きにスタート。早朝の6時から泳ぐな
       ど勿論初めての事、洞爺湖は水の透明度が高いと聞いていましたがこれだけの人数
       が泳ぐと、さすがに湖の奥底の方を見る事はほとんどありませんでした。三角形のコー
       スの目標物の視認性は良く、比較的泳ぎ易いコースでした。泳ぎのリズムとしては悪
       くなく思いましたが、思ったほどタイムは伸びませんでした。少し群れから横に外れる
       ことが多かったかも知れません。しかし、スイムアップ時の消耗度はさほどではなかっ
       たので、まあギリギリ想定内でした。タイムはちょっと遅れたかな?でも、無事上陸で
       きて、まずは、ほっとしました。

       バイク
       洞爺湖畔の平地を30kmの後、羊蹄山の山麓を110km、また洞爺湖畔に戻ってくる
       180.2kmのコース、上り獲得標高は1900m近いハードなコースです。エイドステー
       ションが少なく、食料がバナナ、エネルギーバー、ゼリーなどだけで、あとは自分で携
       行か、1か所スペシャルニーズで袋を置いておけます。宮古島や皆生とは勝手が違い
       ます。ソイジョイを4本携行、赤飯のおにぎり・ゼリー・ソイジョイ1本をスペシャルに入
       れておき、補給しました。

       制限時間から、およその目標25km/hで走りました。実際は山岳コースに入り24km
       /h前後を指すことが多く、若干の焦りがありました。上りはやや急な坂が2~3km続
       くのが計3回、あとは目に見えない微妙な起伏です。下りは相当なスピードが出てペ
       ースを稼げたり、足を休めたりできる区間があります。中盤で土砂降りの雨に遭いビ
       ショビショになり、どうなるかと思いましたが局地的な雨だったようで、すぐに晴れて路
       面も乾いた状態になりました。余談ですが前日のパーティーやスタートなどで、前述の
       外国人司会者の方が楽しく演出してくれて気分も高揚、その気にさせて頂きましたが、
       当然ながら一度バイクコースに出ると長閑で広大な景色、まったり気分になりました。
       途中で何度かクワガタが道路を横断していて踏まないように避けて通りました。笑った。
       全体的には、皆生を延長したようなイメージのコースで、暑さがない分だけ却ってこち
       らの方が楽にも思えました。しかし、180kmの長丁場さすがに最後は疲れました。
       残り30km程度の平地は意識的に足を残しました。勝負はランだ。こちらも、スイム同
       様、悪いながらも想定内でバイクをから降りました。でもやはり、少し遅れたかな?
       実力不足・・・。

       ラン
       洞爺湖畔のほぼ平坦の20kmコースを2往復と少しのコース。ランに入ったのが15時
       半くらい。気温は暑くも寒くもなく、天気も良好!数種類用意していたアームカバーは
       付けずにスタート。前日ショップで買ったIRONMANのサンバイザー。こんなのを被っ
       て走ったら意地でも諦められません。走り始めのリズムは良く、結構ピッチが上がって
       いき、バイクの疲れはほとんど引きずっていないようでした。ほぼ5分30秒/kmのペ
       ースで1周回目を終えました。2kmと22kmくらいで2周を終えた選手はゴールの花
       道へ、1周の人はもう1周という地点があり、残り1周の時は何とも言えない気分でフ
       ィニッシュする選手を横目に通過しました。「ええなあ・・・。絶対帰ってくるぞ~!」

       2周目に入り、若干足に疲れが出ましたが、気張らない程度にキープして30km通過、
       2時間48分くらいでした。2周目を折り返し残り半周10km。日が暮れて、コースはい
       よいよ真っ暗になります。向こうに見える温泉街の灯りがゴール。足元も前のランナー
       も見えず、つまずかないように慎重に走り、ここは時計をほとんど意識せず、とにかく
       あと10kmリズムを保つ事にしました。バイクトランジションを通過して、いよいよあと1
       km。色々な事が思い浮かび、フィニッシュのポーズをシミュレーションしました。
       ゴール前で抜けそうな人は全部抜いて引き離しておき、もう前方に譲る人とは少し距
       離を保ち、それぞれのフィニッシュのパフォーマンスタイムだ!
       感激のフィニッシュでは何を考えただろうか。はっきりとは覚えていませんが、色々な
       意味で「やっとたどり着いた」そんな感じだったと思います。長い1日のレースを終え、
       応援してくれた妻と娘と対面しました。無事に会えて良かった。この瞬間の安堵感は
       何とも言えませんでした。

       総括
       226.2kmのアイアンマンレース。スイム・バイクに関しては、今シーズンのベストパフ
       ォーマンスとは言えませんが、ランはいい走りができたと思います。それでいいのかな、
       とも思います。
       3種目とも研ぎ澄ましたような出来ではなくとも、色々なアクシデントや、「こんなはず
       じゃ・・・」・「イマイチだなあ」・「ヒヤッとした~」・「もうあかん・・・」を何とかやり過ごし
       て、フィニッシュに戻ってくる。これが醍醐味なのだと思います。レース中、一日中、
       色々な事や、色々な人の顔が次々と浮かんできました。
       こんな素敵な一日、素敵な結末! トライアスロン万歳! アイアンマン万歳!!
       (大会開催日:2014・8・24)
              



第九八号
       アイアンマン北海道に参加の記!


2014年9月10日
JIC会員

汐元 登志夫


       8月24日洞爺湖周辺で実施されたアイアンマン北海道に参加した。昨年も参加し、16
       時間余でゴールしたが、今年は最高年齢者で最終フィニッシャーとなりました。
       30年目になったアイアンマン大会出場で最も辛く、最もうれしいゴールでした。

       スイム
       第6グループで、いつものように後方左側よりスタートする。水温は22度のこと。冷たさ
       は感じない。日頃のスイムはスポーツクラブのプールで泳いでいるが、塩素アレルギ
       ーで顔つけての泳ぎは10~15分しかできず、距離に対する不安感はあるが14年間
       愛用のウエットスーツの浮力に期待して泳ぐ。数百メートル泳いだところで第5グルー
       プでスタートした人が、動きがおかしく明らかに顔色も悪いのを目撃した。

       ほおっておけず、ライフガードを呼ぶため手を振り、大声で叫ぶが気が付いてくれず、
       さらに立ち泳ぎの限界まで上に体を乗り出し、さらに大声で叫けび手を大きく振る。
       ようやく気が付いてくれ水上バイクで来てくれ一任して再び泳ぎだす。この間1分位か。
       スイム中は4~5回ふくらはぎが痙攣する。その度に平泳ぎでゆっくり泳いでなおす。
       おしっこも数回する。痙攣も脱水の影響か。1時間39分でスイムゴール。

       バイク
       T1はゆったりしたため18分かかる。バイクも14年間使用しているもので各地の大会に
       連れて行ってもらったものであり、少し重い。昨年の大会からは実車には10回くらい
       しか乗ってなく(トレーニングは殆どエアロバイクのみ)苦戦は免れないと覚悟した。
       平地はいいが上りは辛い。コース設定は上りか下りが大半で相当に疲れた。147Km
       の足切り地点を10分前に通過する。洞爺湖畔は時間との闘い懸命に漕いでバイクゴ
       ールは足切り5分前に到着。8時間27分かかりました。

       ラン
       T2でもゆったり更衣し14分かかりランは最後尾でスタートする。30分位はゆっくりでも
       走れたがその後は歩いたり走ったりを繰り返す。エイドステーション毎に水分を取る。
       あたりは真っ暗になり、100m置きくらいに小型外灯が設置してあったが、周りは巨
       大蛾が数10匹乱舞している。また山側ではクマが出てきそうな雰囲気で、時折ランプ
       を持ったランナーが来るとホッとする。あと10kmはエイドのボランティアグループにお礼
       を言いながら走ったが、逆にありがとうの言葉が返ってくる。それでまた元気をもらう。

       あと4kmのところで飲食物を数回にわたり嘔吐してしまい、最終走者の自転車伴走
       車ボランティアの若い人に背中をさすってもらった。少し楽になりゴールを目指す。
       最後の2kmは歩かず、いよいよ花道のゴールで大歓声と拍手に迎えられ、つんのめ
       るような走りで両側から差し出される手にハイタッチしながら感激のゴールをする。
       立っているのがやっとで白戸さんに支えられ、お褒めの言葉をいただきました。
       6時間16分かかりました。 総合タイム16時間55分41秒

       最後に
       苦戦の原因はトレーニング不足と完走すればいいやとの甘い考えに尽きます。
       あまりにもきついレースで今後も大会参加を続けるかどうかはもうしばらく考えたい。
       30年目にして最も印象に残るレースでした。
       スタッフをはじめボランティア、特に山中のケモノ道みたいな場所で一人でコース誘導
       されていた方々や、深夜のエイドでせっせと給水や激励に当たられた方々に、感謝申
       し上げます。それに協力的な妻にも・・・
       (大会開催日:2014・8・24)
                



第九七号
      アイアンマンジャパン北海道洞爺湖2014参戦記!
                ・・・容赦なくレースの日はやってきた・・・


2014年9月9日
JIC北海道支部長

槙本 深氏


           この度、開催されたのアイアンマンジャパン北海道をブログに
           アップしましたので下記を開いてご覧ください
           http://www.hakodate.gr.jp/athlete/report/2014/2014ironman-j/index.html



第九六号
         初 ア イ ア ン マ ン 参 戦 記 !


2014年9月8日
JIC会員

吉岡 純一氏


       8月24日のアイアンマン・ジャパン・北海道に参戦、14時間0703秒でフィニッシュ
       出来ました。
       630位(完走者1099人) 、124位(エイジ212人)
       (スイム1:23:38 、バイク7:02:05 、ラン5:19:37 、トランジションタイム別途)
       目標はサブ13(スイム3.8km 1:30 、バイク180.2km 7:00 、ラン42.2km 4:30)でした
       が、ランで足裏痛になり後半ハーフは走るのがやっとのペースまで失速してしまいまし
       た。出たことのない痛みでしたので、これがアイアンマン ディスタンスの魔物か?
       完走の喜びよりも悔しさいっぱいのゴールとなりました。

       スイムは、こんなにキレイな湖は初めての洞爺湖が会場。喉が渇いたら泳ぎながら
       飲めるな!?と安心。(笑) スタートはバトルが苦手なのでウエーブの最後尾の大外
       から出て行きました。かなり大回りしていたので、集団の中で泳ぐのに慣れるのは来
       期への課題です。

       バイクは上がりがキツイとの事前情報からTTではなくロードタイプで挑みました。狙い
       通り上り坂でアドバンテージがありました。時計を見ながら目標タイムに余裕があった
       ので下り坂は完全に脚を止め休憩時間にしました(それでもMAX63km!)精神的な
       余裕もあり楽しめました。

       バイクでセーブ出来たので、ランは絶好調になるハズでしたがスロースタートになりま
       した。バイクの残り10kmでハンガーノックを起こしてしまい、携帯のフードを食べつくし、
       ゼリーは食べ飽きていたので、トランジションでバナナ2本とコーラ3杯をベンチに座り
       ながら食べました。それでも最初の5kmは身体に力が入らず、後半のために携帯して
       いたゼリーを食べてからようやく元気が出てきました。10km過ぎた辺りでランは4時間
       45分位かな?と考えながらの走行でしたが、15kmから両足裏痛が気になりだし、ハ
       ーフの時点でかなり痛くなり、後は痛みとの格闘に。(>_<) でも、マイ掟の「歩かない」
       は順守しました。

       リザルトをチェックしましたら、目標タイム辺りの選手(12:59:53 、総合400位)がスイム
       1:18 、バイク6:43 、ラン4:49 でした。決して無理なタイムではないので来年はリベ
       ンジでサブ13時間を達成したいと思います。

       今回の大会は、初アイアンマンの雰囲気、涼しい北海道、気心の知れたクラブの仲間
       と一緒、イイ感じの温泉旅館、名物のジンギスカンや味噌ラーメンも食し、ランで苦しん
       だ以外は大変楽しめました。
       (大会開催日:2014・8・24)
               



第九五号
             Ironman Japan Hokkaido レースレポート!


2014年8月28日
JIC会員

小松 亮氏


       レースレポート久しぶりに書きます。昨シーズンは3月まで好調でしたが、足底筋膜炎
       により宮古島はバイクでリタイア、Ironman Canadaではラン20km以降は全て歩きと不
       本意なシーズンでした。シーズンオフはラントレを休止し足底に休息を与えてきました
       が、完治まではいたらない状況が続いて2014年のシーズンが始まりました。冬の間、
       運動不足解消のため泳いだり、自転車に乗ったりはしましたが体重は昨シーズン終了
       時と比較し7kgもアップした状態で3月を迎えました。

       レースシーズンの開始とともに友人たちの活躍がちらほら目に着くようになり、レース
       に出たくてたまらなくなりました。怪我のことはさておき、その時エントリー出来る佐渡
       にエントリーし、トレーニングを開始することもなく抽選結果を待ちます。4月に落選の
       通知が来て、いよいよ2014年はレースお休みかと思いましたが、まだ出場枠の残って
       いるIronman Japan(北海道・洞爺湖)があったので、ポチしました。同僚にもIM Japan
       でKONAを目指すと、自分にプレッシャーをいれます。
       結果から先に発表するとバイクでトラブルが発生し、不本意な結果に。レースレポート
       も書くのやめようかと思いましたが、楽しみにしている方もいるし、本レポートの後半部
       分にトライアスロンというスポーツの魅力を散りばめたので、最後までお付き合いお願
       いしたく。

       トレーニング日誌をつけ始めたのは4月11日から。体重10%アップのぷよぷよの体から
       4カ月でKONAを目指します。8ヶ月間ジョギングさえしていなかったランをどこまで強化
       できるかがカギです。当初はゆっくりジョグから始め徐々に距離を伸ばします。ただ、1
       時間半ほど走ると足底が痛くなることがわかってきました。昨年のように練習後歩けも
       しないほどの痛さではないですが、長時間ラントレをすることが出来ません。昨年まで
       は基本20kmのペース練習を週3回、月250kmほど走ってきましたが、このやり方だと
       故障部分が益々悪化すると思われました。故障を悪化させず、かつ、スタミナ・スピー
       ドともアップするトレーニングを考えなければなりません。最初の2カ月でトレーニング
       の出来る脚を準備し、残りの2カ月は毎週30km以上のペース練習と5kmのスピード練
       習を2回行うというもので、結局ランのトレーニングは4ヵ月でたったの780kmのみ。
       レースの10日ほど前に発表されたスタートリストをみると、私の年代別には私以上の
       選手がごろごろいます。全てを出し切らないとKONAはみえてきません。スタートリスト
       を見た夜は緊張と興奮で眠れませんでした。

                                $$$

       レースは6:16の第4ウエーブスタート。ウエーブスタートのいい点はスタートバトルが比
       較的少ないこと、悪い点は前のウエーブの遅い選手を乗り越えていかなければならな
       いことです。まぁ、同年代グループは同じ条件なので、文句は言えません。スタートして
       3分ほどは気持ちよく進んでいましたが、ウオーミングアップなしで急激に動いたので心
       臓がバクバクしてウエットスーツに締め付けられそうで、呼吸が苦しくて仕方ありません。
       そうはいっても湖の中にいるので逃げ出すこともできません。もうやめたい、こんなつら
       いことはもうやだ、と思いながら最初の1kmほどは呼吸を整えスローペースで。呼吸が
       整ってくると後ろ向きな気持ちはだんだん無くなってきます。

       得意のバイクです。KONAに行くためには、ここでたっぷり貯金をつくる必要があります。
       北海道の雄大な大自然をバックに走る、フラットの部分は洞爺湖を半周する前半・後
       半の計50kmのみ、残りは起伏に富んだテクニカルなコースです。洞爺湖を周遊する
       幹線道路に入るとスピードに乗ってきました。たくさん抜きます。ところが、、、、
       バイク開始から15kmくらいのところでリアホイールがごとごと。パンクです。さっさとチュ
       ーブ交換して気を取り直すべきなのですが、KONAの夢ついえたと茫然。チューブ交換
       中にフューンと風をきって何台もバイクが通ります。ハンディーポンプで空気を入れ終わ
       る頃オフィシャルメカニックのMay Storm大西さんが通りかかります。大西さんのポンプ
       で7気圧までしっかり空気を入れて再出発。「小松さん、まだ序盤だから挽回できるよ」
       と大西さんに言われましたが、気分は相当ブルー。なんのために今までがんばってき
       たのか。。。
       ゴールまでこれからまだ9時間近くある。ふてくされてばかりいてもしょうがないのでと
       りあえず前に進みますが、あきらかに力不足。体を動かすエネルギーは精神力なんだ
       よなと改めて思います。90km地点で2時間48分ほど(動いている時間、パンク修理時
       間は含まず)、がんばれば、5時間半くらいかなと思った矢先、またまたリアホイールが
       ごとごと。もう予備チューブはありません。あー、完全に終わりました。レース関係者が
       くるまで待つしかありません。どのくらい待ったかわかりませんがマーシャルが来たの
       で、事情を説明してメカニックを呼んでもらいます。暫くしてShimanoのメカニックカーが
       きました。タイヤに大きな亀裂が2か所あるのを発見。「高いタイヤしかないよ、今ここ
       で現金で払わなくてもいいけど、後で主催者から請求がいくから、タイヤごと交換する、
       それともチューブだけにする?」と聞かれました。とにかくしっかり完走したかったので、
       タイヤごと交換することにしました。さすがにスペシャの社員とはいえず。ここからはサ
       イクリングです。完全に闘争心がうせました。

       ランスタート、ここからが今回のレポートの本題です。KONAを目指して4ヵ月がんばっ
       てきました。でも、この時点ではもう、KONAは100%あり得ません。これから42km、
       リタイヤするか、 いやいやな気持で走るか、それとも何らかの目標を立てて走るのか。
       3つに一つです。競技種目が変わるので、気持ちの切り替えが出来るところがトライア
       スロンのいいところです。アイアンマンのランのパーソナルベストを出すことを新たな目
       標に決めました。洞爺湖を周回する遊歩道・一般道の10km往復を2周回するコースで
       す。ランスタートと同時に今までの練習方法は間違ってなかったと確信しました。スピー
       ドに乗っています。きもちいいほど、抜いていきます。ハーフ終了時点、手元の時計で1
       時間40分、「よし!」出来すぎです。(実際はエイドで止まったり、水をぶっかけたりして
       いる際、時計が自動ポーズする設定になっていたので公式には+3分くらい余分にかか
       っているのですが)踵が痛くなってきましたが、無視。ここに来た最低限の意味を見つ
       けなくっちゃ。最後5kmはたれましたが、最後まで気持ちが途切れることなくランは正
       式タイム3時間34分でゴール。PBの達成でした。

       直近の2つのレースは全てランで不完全燃焼でしたので、今回総合タイム・順位が悪
       くても充実感があります。怪我をしっかり治せば、まだまだランのタイムはあがる、KO
       NAに再度チャレンジ出来る自信がつきました。シーズンオフに踵をしっかり治し、早め
       に次のIronman raceを探します。トライアスリートにとってKONAの雰囲気は格別ですか
       らね、忘れないうちにもう一度行きたいです。
       (大会開催日:2014・8・24)
             



第九四号
             アイアンマンフランス・ニース大会参戦記


2014年7月27日
JIC顧問

石井 英機氏

       アイアンマンレースの中でバイクコースが最も厳しいと言われている首記の大会は6
       月29日に開催され参加してきました。完走30回を狙った33回目のレースでしたが結
       果はレーススタート~スイム~バイクフイ二ッシュまでのカットオフ10時間45分を20
       分余りオーバーして競技中止を宣告され4回目のDNFでした。
       登りのトレーニングをそれなりにしたつもりでしたが、山岳コースであり荒天に備えた
       ウエアで臨まなかったことが悔やまれました。スイムは楽しかったです。来年こそこれ
       らの反省をふまえて (毎度のことですが) 研鑽してどこかのレースで完走するつもり
       です。

       現地ツアー会社のSさん夫妻のお世話でバイクコース下見~ニース近郊~モナコの
       観光をしました。環境に配慮して工場は禁止、観光業のみ許されているそうで、美しく
       落ち着いた雰囲気は絵葉書通りでした。パリではルーブル美術館で5時間かけてモナ
       リザやミロのビーナスなどを見ました。広大なホールにエネルギーあふれるおびただし
       い作品が展示されておりただただ圧倒されました。セーヌ川のクルーズを楽しみエッフ
       エル塔から放射状に延びる古い歴史をもつパリ市街などを見るなどしてフランスの豊
       かな、奥深い文化の一端にふれてきました。

       6月26日(木) 自宅5:50AM発~羽田10:50AM発~パリドゴール空港3:45P
       M着(約9700Km 所要時間12時間 時差-7時間)6:50PM発~ニース8:00P
       M着~ホテル9:15PM着(自宅から22時間30分) 羽田ではバイクケース203cm
       21kgのためオーバーチャージなし。(帰りは大変でした)
       機内12時間で3食が出ました(帰りのAFに比べ上等でした)。ワインを飲み映画など
       見ながらリラックス。ドゴール空港では国内線に乗り換えるのに大分迷いました。
       ニースでは大阪出身の日本人ツアーガイドが迎えてくれて無事にホテル着。緯度が
       高いためでしょうか(旭川や網走くらいです)10時位まで明るく皆さん宵っ張りです。
       歩道に置いた椅子テーブルで食事、おしゃべりしている人でにぎやかです。
       シーフード(鱒、イカなど)を食べましたがうまくなかったです。コンビニ?でワイン、水
       などを買いホテルに戻りバイクの組み立てをしました。1時頃(日本時間27日午前8
       時)就寝。

       6月27日(金)ニース 晴れ (日中30℃以上ですが湿気少なく快適です) 6時起
       床、よく眠れました。海岸沿いの道路(車道は別、歩行者用とバイク用と表示されてい
       ます)をバイクで快適に試走しました。既にエキスポのテントが立っています。朝食は
       ホテルでバイキング。パン、ハム、ソーセージ、チーズなどどこもメニューは同じです。
       すぐご飯、みそ汁が猛烈に恋しくなりました。和食は最高です。

       9時Pホテル前にツアー仲間5人(初めて顔を合わせました)と現地ツアーガイドSさん
       夫妻と合流。Sさんは日本に留学したことがあり日本語ペラペラ、夫君(トライアスリート
       で今回は出場せず)でコース案内をしてくれます。71Km先の峠(標高1120m)まで
       行きましたが、途中聞きしに勝る急坂の連続におそれいりました。ツールドフランスの
       コースの一部だそうです。眺めは海まで見え最高です。絶壁がそびえています。
       途中の村にも寄りました。14世紀に建てられたということですが石作りですからもちま
       すね。昼食のビーフはまずまず、ニース風?サラダは半分残しました。
       次はパスタパーテイーです。バスで20分位乗った所で野外です。仲間の選手と同席
       しました。パン、パスタなどどこも同じです。アルコールなし。歌や踊り有力選手の紹介
       などのパーフォーマンスは全くなく競技説明(前もってインターネットで流されていた)
       だけでした。

       6月28日(土)ニース 晴れ 朝食前ウエットスーツを着て海へ。携帯温度計では
       気温22℃、水温23℃。波、うねりはほとんどなく絶好のコンデイションです。15分位
       泳ぎました。透明度なく海底見えず。浜が砂でなく丸みを帯びた石ころで歩く時痛い
       です。 (レース時にはマットが敷かれていました)
       朝食後少し試走、エキスポを見たり、昼食用に中華の店でヌードルなどをテイクアウト
       しました。さてバイクと各ギアー(バイクとラン用のウエアー、靴など)のチェックインです。
       驚いたことはレースNo.をベルトへ固定するには2ケ所ではNG,3ケ所とのこと。
       急遽安全ピンを使ってOKされました。夕食はいつものようにアルコールなし、8時頃
       就寝。

       6月29日(日)ニース レース当日 曇り~雨~晴れ 3時起床。いつものように
       持参したレトルトの赤飯(持参したコンロで戻します)を食べます。残りは梅干しを入れ
       ておにぎりにしてラップに包みベントーボックスに入れます。唐辛子入りワセリンを身
       体中に塗りたくりWSを着ます。だんだん暖かくなってきます。5時会場に向かいます。
       バイクのエアー入れ、ベントーボックスにおにぎり、ゆべし、あめを搭載、最後にメガネ
       を置きます。6時海に向かい少々アップします。コースは台形で時計回りに1900mを
       2周回です。2700名の選手がコースに近い方から申告順に位置します。自分は最後
       尾1時間25分+です。だんだん緊張が高まってきます。

       スイム 国歌もなくプロがブザー?で6時25分スタート。我々エイジグルーパーは6時
       30分です。過呼吸にならぬようにとにかくゆっくりとスタート。幸い背中に乗られたり蹴
       られたりしませんでした。左手は太陽に面しまぶしいので右オープンでブイを見ながら
       泳ぎました。波、うねりは少なく水温もまずまずです。帰りは左オープンです。いつも右
       に大きくコースを逸れますが今回は最短距離でした。1周目を終えて浜に上がると42
       分台で驚きました。2周目も力まずたまには他の選手と併泳するなど楽に泳げました。
       後半45分台、計1時間28分台で周囲にはかなりの選手がいましたのでビリではあり
       ません。おそらく3.8Km,より短かった(フランス流?)と思います。

       トランジション テントの中で着替えです。半袖、アームウォーマー、2重のレーサーパ
       ンツとしました。大雨に備えた優れもののゴミ袋をポケットに入れませんでした。前日
       の下見で好天だったことが頭の隅にあったと思います。いつもなら長袖、タイツとゴミ
       袋持参するのですがこれが悔やまれるところでした。

       バイク 20Km先まではフラット。そこから12%500mの急坂です。皆さんが見てい
       ます。歩いている選手がいましたがなんとかクリア。そこからもえんえんと急坂が続き
       ます。次々にパスされますが(スイムがよほど遅かったのでしょう)下を見るとまだ登っ
       てくる選手が見えますのでビリではありません。71Km地点1120mの峠には予想し
       ていた時間よりかなり早く着きました。スペッシャルニーズ地点でスポーツドリンクを給
       水、ワセリンをぬりたくりました。約110Km地点は中間の関門です。約20分上回って
       いました。さてこれからが大変でした。猛烈な雨が降り始め下りの急坂でスピードが出
       るため体感温度がどんどん下がりました。いままで経験したことのない寒さでした。

       道端でアルミシートに包まって座り込んでいる選手、追い越して行った選手でしょうク
       ラッシュして救急車の脇で横たわっている選手などを見ました。参加した女子選手が
       低体温症続出、落車が頻発し災害現場ようだったとレース後に述べていました。
       ヘアーピンカーブも数か所あり対向車に出合い怖い思いをしました。エイドステーション
       で女性の羽織っているカッパをもらった?ことで大変助かりました。平地にくると雨は
       ようやく止みました。タイムオーバーが気になり始めましたがバイクだけは完走をとね
       ばりました。

       飛行場付近に来るとランの折り返し地点です。大勢の選手が暑さの中で一生懸命に
       走っていました。バイクフイ二ッシュでは数名のマーシャルが待っていてタイムオーバ
       ーのため(約20分)競技中止を宣告されてしまいました。残念ですがやむをえません。
       この山岳コースを豪雨に合いながらも9時間20分かけてフイ二ッシュできたことは目
       標の一つを達成したことになります。
       かみさんはすでにホテルに戻っていました。風呂に入りビールと旨いラーメンを食べる
       元気がありました。いつもなら内臓疲労のためとてもビールなど飲めません。
       出場選手約2700名 最終選手2382位(16時間16分)約300名がDNF
       女子選手222名 42名がDNF だったようです。

       6月30日(月)ニース 晴れ 朝食後かみさんとシャガール美術館に徒歩で向かっ
       た。街はトラム(路面電車)が走り人々がゆったりと行き交わっている。美術館は9€。
       日本語が聞ける翻訳機を借りるにはパスポートを預けることになる。驚いたことには
       明るい採光で一部を除いて自由に写真が撮れること。幼稚園の子供達が行儀よく先
       生の話を聞いている。シャガールの絵はキリスト教、ユダヤ、アダムとイブなど宗教に
       関する題材を扱っており素養がないとむつかしい。帰途旧市街で中古の見本市を覗い
       た。絵や食器などならんでいた。

       アワードパーテイではツアー仲間と一緒。5名の選手中完走は1名のみ。女性のYさん
       は寒さで救急車に乗ったという。メニューは肉(食べず)、サンドイッチ、フライドポテト
       など、ビールはいくらでも飲めるのはよかった。最後は表彰式、70代はドイツの選手
       1人のみスタンデイングオベーション。最後はプロ、スピーチはフランス語のため全く
       不明。

       7月1日(火)ニース~パリ 晴れ 咳が出始めて声が出なくなった。気管支炎にな
       ったようだ。幸い熱はない。荷物を預かってもらい8時30分ホテルをチェックアウト。
       例のツアー会社の半日ツアーに参加した。日本人7名と一緒。案内は日本語堪能な
       M氏。モナコに向かう途中ニースの海を眺める。絵葉書通り本当にきれい「天国の海」
       と言われている。山の中腹まで多くの別荘がある。環境保護の点から工場は禁止、
       観光業のみ許されている。モナコでは大公の宮殿、衛兵の交代、グレースケリーのお
       墓(土葬とか)などを多くのお客さんが静かに観光している。韓国人らしきツアーの一
       行をマイクを使い声高に案内するガイドをM氏が注意していた。

       F1ラリーのスタート地点(ラリーファンならたまらないでしょう)、エズ村(石段の途中に
       穴倉があり店になっています)、フラナガン?(香水、石鹸など生産販売)などを見物し
       てニースに戻った。ツアー会社のSさんに空港まで送ってもらい搭乗手続きまでやって
       もらった。最近は個人が機械でやることになっています。言語は日本語を選びパスポ
       ートを入れて指示通りやれば搭乗券が出てきます。さてチェックイン。Sさんが係員とな
       にやら話しをしていたが、バイクのオーバーチャージについてだったのではないかと後
       になって思った。おかげでパリまでの国内線はオーバーチャージなしで済んだ。
       パリ空港ではバイクが出てくるのが遅れたがツアー会社の係員が待っていてくれパリ
       のホテルまで運んでくれた。市内ニ入ると渋滞、町が汚くなってきた。移民は60%と
       いう。ホテルにチェックインし夕食に出たが軽食ですませ中華料理店でようやくワイン
       を手にした。

       7月2日(水)パリ 晴れ ホテルでバイキングの朝食、まずまずどこも変わりません。
       ホテルはモンマルトルにありルーブル美術館まで直線距離2Kmです。二人で歩きまし
       たが同じような高いビルが立ち並び、通り名がフランス語のみデよくわかりません、大
       分迷いました。ようやく着きましたが広場はチケットを求める人でえんえんたる行列で
       す。前売り券を求めておくことです。入場料12€、翻訳機5€です。コの字になっている
       建物で半地下~2階まであり階段の位置がわかりにくいです。ようやくモナリザに行き
       着きました。想像していたより小型でした。次はミロのビーナスです。大型で迫力があ
        りました。フランス、イタリア、古代ギリシャなど(ドイツはなかったです)の物凄いエネ
       ルギーが感じられ圧倒されました。ここも明るい雰囲気でガラスケースも少なくまじか
       で写真も自由に取れます。5時間ではとても見尽くせないです。

       次はシャンゼリゼを通って凱旋門(4Km先)をめざしました。最初オペラ座方面に行っ
       てしまい途中からシャンゼリゼ通りに入りました。大勢の人々で歩道は一杯しかし若い
       人ばかりです。例のテイファ二―ではよくわからない宝石が鎮座していました。若い時
       に来るべきですね。凱旋門では軍隊でしょうか何かやっていました。車の通行が頻繁
       で早々に引き返しました。今度はホテルに真直ぐのハウスマン通りを歩きました。バス
       停で地図があり確認したつもりですがそれでも迷いました。子供連れの日本女性に声
       をかけられ助かりました。夕食は中華のテイクアウトです。

       7月3日(木)パリ11:50PM発~羽田7月4日6:15PM 帰宅9:45PM帰宅
       咳は時々でますが体調はまずまず。ホテル周辺でショッピング。土産屋のおやじさん
       がステップ細胞はあると言われびっくりしました。一方のおやじさんはシャンソンらしき
       歌を歌っており10%のバーゲンをしてくれました。絵画を扱っている店が多いです。
       11時半ピックアップ、最終日はセーヌ川のクルーズとエッフエル塔のぼりです。オペラ
       座通りでラーメン屋を見つけビールとラーメンで昼食。結局夕食もここでカレーなどを
       食べました。パリへ来てフランス料理なし中華料理だけでどうもすみません。

       ルーブル横からセーヌ川にかかる橋をわたり乗船します。 1日16€、ノートルダム~
       エッフエル塔間を90分かけてクルーズし乗り放題です。エッフエル塔前で下船。
       チケットを求めてここも大行列です。トップまで15€です。背中の荷物のスリを盛んに
       注意していました。トップからのパリ市街を360度見物しました。セーヌ川の両岸に放
       射状に延びる建物(凱旋門、ルーブル美術館、エリゼ宮、軍事博物館などなど)が高
       さ、色彩などよく調和した落ち着いた雰囲気が印象的でした。

       ホテルから空港まで手配通りドライバーが順調に運んでくれました。さてチケットは自
       ら機械を使って入手しなければなりません。困っているのは大体日本人です。前の人
       に習ってなんとか入手しました。次はチェックインです。大男の係員がやってきてバイ
       クのオーバーチャージとしてなんと300€払えという。大きさは203cmで東京~パリ
       ~ニース~パリ間いずれもノーチャージだったことを訴えましたが、彼は大きさの上限
       158cmであり払うか払わないかを迫った。しかたなく払うというと別コーナーに連れ
       ていかれた。ここはトラブル処理のコーナーのようで多くの人達が時間を気にしながら
       深刻そうに係員と話していた。自分も再度訴えたが最後は上司らしき人が来てこれが
       ルールだ、クレームはインターネットにのせてくれと言われ引き下がった。楽しかった
       フランスだったが最後に不快な思いをした。機内では横浜のおばちゃんとお話しがで
       きて楽しかったです。羽田ではバイクが無事に出てきました。日本語が通じおいしい
       和食を食べられる日本はいいですね。
             



第九三-2号
                    Iron jerryの徒然日記2013 (2) /
       Zell ~Zugスイス~パリ郊外~ロンドン~湖水地方イングランド~ロンドン


2014年2月20日
JIC会員

坂尻 仁彦氏


       翌朝鉄道でインスブルグ駅(直ぐ近くにスキーのジャンプ台が見えた。オリンピックの
       なごりか?)経由チューリヒ行きの急行に乗る、国境過ぎて湖が見えいつもの風景だ
       が路線が多く途中トンネルに入るとどの線を通過したのか?チューリヒ駅のホームに
       着き、会社帰りの友人ドリューと合流する。

       彼は昔、我が家近くの日本語学校で勉強中、祇園祭ボランティアに誘って以来奥さん
       のイザベル共々30年近いお付き合いです、(殆どスイスの宿に?)今回は住み慣れ
       たウスターからツークに移り購入した新築マンションへと向かう。Zug はスイスで税金
       が一番安い町、そんな訳で金持ちが多く居住してます。駅からタクシーで10分程行く
       と丘陵の緑多い閑静な住宅地にある3階建でした。50坪程の1フロアの室内はモダン
       で広い、正直落着きませんが湖を見降ろす広いベランダから遥かアイガー迄見通せ
       とてもいい感じです。今回は彼らの結婚25周年のお祝いと、息子のルーカスには賞
       品のビヤダルを贈り、3日後又鉄道でパリへ向かう。

       TJVが遅れてパリ・リヨン駅に着き地下鉄RER乗り継ぎ、友人の待つ郊外の駅へ。
       ピエールが車でお迎え、コット家に着く。前の家から100m程離れた古家を改装した
       外観はグーグルアースでチェック済み。ワイフのビオレーンやレアとスワンの姉妹が
       出迎えてくれ、No kidsの我々には可愛い孫娘の成長を観る様な感じです。翌朝、前
       回パスポートをスラレ(coming out!)キャンセルしたモンサンミシェル迄1泊旅行に
       出かける。2日間最高の天気でラッキー!です。コット家に戻るとピエールの息子バ
       ティスタとエルザの兄妹(コット家族は子ずれ同士再婚の家庭です)が戻っていて夕
       食は賑やかです。4人兄妹は小・中・高の思春期で複雑な思いがあると思いますが
       皆良い子供達で、末のスワンちゃんは前回千恵美に折り紙を教えて貰っていたのに
       今では難しい作品も出来。身体は小さいのにバスケのJrのナショナルチームに入り
       練習が大変だとママのビオレーンは嬉しそうに話していました。此方ではロフトが寝
       室でしたが居心地良く過ごし、2日後パリからユーロスターで大西洋トンネルを通過し
       ロンドンへ渡りました。

       鉄道なのに空港並みのセキュリティチェックです。乗る前に入国審査が有り早く行っ
       たのに予約の列車に乗れず焦りましたが、何とか次発の空席に変更出来て助かった。
       続くロンドンでの乗換もギリギリセーフで「ホッ!」としました。バイクケース持参しての
       移動はホンマ疲れます。3時間余りでイングランド北部の町ニューカッスルに着くとIM
       レース仲間のEric と奥さんのDotがRVでお出迎えです。彼らも一昨日IM北海道のレ
       ースを終えて帰ったばかりでお疲れなのに、誘われてつい来てしまいました。2時間
       足らずで緑の美しい湖水地方の別荘に到着。築90年程の家はノーベル賞作家Sir
       Hugh Walpoleの別宅を買ったそうで、湖畔の斜面に合ったスキップフロア建築で雰
       囲気も有り庭や景色も素敵でした。夜はエリックの手料理?グリルのサーモンを頂き
       Dot の誕生日と再会を祝って乾杯。翌日は天気も良くレイク巡りのドライブ観光、緑の
       丘陵を走りながらEric はTAのレースコースや山を指さし地元のクロカン100kmのル
       ートを説明してくれますが、(彼は50過ぎで仕事をリタイヤし年に4・5回アイアンマンに
       出る他、ウルトラマラソン・バイクレース等々出まくりのレースフリークです。よく兄弟
       や息子達とランザローテ島迄行って合宿する程のガチTAお宅) 似たような景色に僕
       は頷くばかり。レースに来いと誘われますが此処のアップダウンは正直ビビリます。
       オリンピックで活躍のブランリィー兄弟やノン・スタンフォード等英国勢はランも強い筈
       です。こんな環境で練習してるんだから。(*_*) 翌朝ケズウィックの町を散策してNew
       castle迄送ってもらいロンドンに戻る。

       レース会場のハイドパークに近いインペリアル大学の宿舎にチェックイン、大学の施
       設なのでプールやジム。生協レストラン等も有り便利でお安い。着くや否や開会式の
       あるトラファルガー広場に僕だけ向かうが早速地下鉄方向間違え大慌て、幸いUSA
       のユニフォーム着たシニアグループを見付け「開会式行くの?」と尋ね着いて行く。
       Ageの日本チームは未だ来てない様子だが、先発のパラの選手やJTU の松山氏を
       見つけて尋ねると、ツアーはホテル到着が遅れたようだ。選手用のリストバンドを貰
       うが(誰もチェックしていない)雨が強くなったり止んだりする中、ステージでは何やら
       始まっている。誰か知ってる人がいないかウロウロしてると国旗を持った選手が大勢
       いたので、「パレードは此処からスタートですか?」と聞くと国を聞かれ、日本と答え
       ると日の丸旗を渡され待機する。せっかく来たから何かしないと? 30分程待たされ
       イヨイヨスタート、参加国の紹介に合わせてステージに国旗を掲げて登るらしい。日
       本の順番が来た頃やっとJTUの鈴木さんが到着、カメラ構えて「坂尻さん!」の声に
       ポーズ。檀上では日の丸が目立つよう精いっぱい腕伸ばして掲げる。国旗持って世
       界の舞台?に立てたのは日本人として光栄でした。セレモニーが終わったのでJTU
        の皆さんに挨拶して宿舎に戻る。

       部屋の窓からは1階のカレッジパブに集う若者達が遅くまで賑やか。翌朝の朝食は
       少し離れた建物の学食で4品程選びレジでルームカードを見せるとOK、パンやコーヒ
       ーは自由、ちなみに夜は別のビルにパブレストランが有り味はやや塩分が多い感じ
       ですがお値段はリーズナブルです。ここにはカナダチームが大勢滞在していて赤い
       ユニホームで一杯でした。天候は晴れたり降ったりで毎日寒く練習する気になれませ
       ん。受付をしてからも毎日ハイドパークへ行ったり来たりし、組み立てたバイクのヘッ
       ドがおかしいのでメカニック(スポンサーはよく利用する通販大手のCRCです)に世話
       に成る2時間ほど待たされたが、中々丁寧で最後のチェーンに油指す手付きがプロで
       した。千恵美とジュニア(今年は京都の小原さんが5位で昨年優勝の松本さんは不
       調、どうしたんかな?)やU22の応援しながらEXPOのブースを見て周る。やっとKTC
       の彩さん見つけて情報交換?写真を撮って別れる。夜はJAPAN AGEチーム内の説
       明会がツアーのホテルであり久ぶりで鉄人仲間の兵庫の坂野さんとも再会し、その
       後近くのパブに移り日本チームの懇親会は盛り上がるが、帰りは雨中の歩きでびしょ
       濡れでした。晴れた日にバッキンガム宮殿へパレード見物に行くが時間が過ぎても
       ちっとも出てこない?ポリスに聞くと今日は中止と言われがっかりです。レース前のバ
       イクコースチェックで街を走るも車が多くて危なく早々に引き返す。(地元の自転車野
       郎は平気で車の間をチェイスしながら走行、危ねー!)土曜日の朝はエリート女子の
       応援にハイドパークへ。すでにバイク周回中で英のN・スタンフォード達大集団の中
       に井出・足達・佐藤の日本勢も入り小グループが追掛ける展開、スイムで遅れた高
       橋そして上田の愛ちゃんも必死で追いかけ、優勝候補米のジョーゲンセンは転倒し
       DNFに終わり独のハーグも体調悪く圏外の走りです。勝負のランは切れのいい走り
       でNon Stanfordが逃げ切り年間優勝も勝ち取る。京都の愛ちゃんは驚異の追い上げ
       で13位迄上り、足立さんは課題のランで粘れず15位、井手・高橋さんが続き期待の
       優香ちゃんはDNFで残念でした。 

       午後3時頃バイクのチェックイン。広い草地をフェンスで囲い厳しい出入りのチェック、
       バイクをラックにかけ位置を確認して戻る。夕食は早めにいつものレスランで済ませ、
       明日の準備、寒さ対策でユニホームの下に何を着るか?悩みます。翌朝は5時前に
       起きて食堂へ、(選手の為に早くからオープン)カナダ他各国アスリートが既に食事
       中、戻って6時前に会場に向かう。空は青くすっきり快晴一安心ですが寒さは変わら
       ず水温はいかに?湖の橋辺りで鈴木さんやツアーの皆さんと一緒になりTAの前で
       記念撮影、レースナンバーやユニホームを見せて中には入る。バイクのビニールカバ
       ーはしっとり濡れていた。タイヤの空気をチェックしスイムの後で下に着ようと用意した
       ウエアと靴等赤い袋に入れてバイクの下にセットし終えると6時半にTAはクローズさ
       れ身体を冷やさないよう宿に戻り休憩する。8時前に会場に戻るとスイム750mに短
       縮と掲示され、確認すると水温15度以下の措置らしい。[ラッキー?かも]着替えを預
       けてエイジ65以上のウエーブが(神谷さん達先輩3人のが同じ組)8時30分迄待機。
       (足が冷たく冷え冷えです)水には直前まで入水せず後方からスタートです。

       高血圧の私にはいつも不安なパートですが寒さに負けないようピッチを上げる。水は
       朝陽を受けて昆布色、伸ばした手の先も見えず濁った泡を追いかける。でかいバル
       ーン人形を過ぎると残り300mちょっとの頑張りどころ。スイム上ってTA迄走るが冷え
       た足は感覚もない。バイクラックに戻るとセットした赤い袋は無く靴だけが転がりウエ
       アはない。ボー然!で頭が回らず座り込む……仕方なくエアロバーのバックからポリ
       袋を出してユニホーム下に差しいれてバイクスタート。公園内の周回では滑りやすく
       接触等転倒者も多いので安全第一、キープライト、正直晴れてよかった!ロンドンタ
       ワーまでの2往復、道路はレースオンリーで気持ち良く走れ、ウエリントンアーチ~
       バッキンガム宮殿前を通りビルの谷間からビッグベンが姿を見せ、ロンドン気分は最
       高!です。ビルの影では風が冷たく感じひたすらペダルを回す。コースは平坦なので
       結構いいペースで2周回終えバイクフィニッシュ。我慢のトイレに直行しますが中々出
       なくて…。やっとスタートし湖の周りを周回です。ランは暑くないので走りやすく、沿道
       の応援はユニホーム見て!ジャパン!と声をかけてくれます。まずまずのペースで走
       りだし、千恵美やジュニアの子達?の声援を頂き、3周目の残り1k余りで後方から「
       坂尻さん!」の声、後発の坂野さんにいい感じで抜かれてしまった。

       こちらは残り1kmのラストスパートです、ゴール手前で首に巻いた長刀鉾の手拭掲
       げていつものフィニッシュポーズ。 水温に不安が有っただけに無事に終われて幸い
       です。  記録は     F:2;39:11  S:17:00 , B 1:20:09  R: 47:50   T14:12 
       (掛かりすぎました) 42位/70人
       着替えを済ませて千恵美とバイクを取りにTAゲイト辺りにゴミ袋?が山積、もしかして
       と探すと赤い袋を発見しウエア等も無事残っていてよかった。ちょうど坂野さんが来た
       ので記念に写真を撮って別れる。彩さん達スタートの遅いウエーブのレースは続いて
       いますが一旦宿に戻りシャワーを浴びる。食事の後エリート男子のレースを応援に行
       くとハイドパークではバイクも終盤、おまけに雨が降り出し寒くなるが、バイクの大集
       団がランに移ると英のJ.ブラウニーと(兄貴の金メダリストA.ブラウニーは何故かペー
       スダウン)J.ゴメスの二人がランで飛び出し他を寄せ付けずに一騎打ち状態です。
       残り10mの勝負に勝ったのはハビエル・ゴメス、年間1位も合わせ真のチャンピオン
       でした。見事な走りで感動!日本勢は田山君がラン初めまで5番手でしたが失速し、
       細田君も出遅れ山本選手は途中棄権とこちらも残念な結果でした。

       早めに食事をして小雨の中僕だけバスでトラファルガー広場のセレモニー会場へ行く
       がジャパンはJTUの人やエリート・ジュニアの選手だけでちと寂しい。(ツアーの皆さん
       明日の帰国準備で忙しいようだ)同じく個人旅行の坂野さんも写真撮って早めに帰ら
       れ雨も強くなったので鈴木さん達に挨拶して帰る。11年前のカンクン世界大会に比べ
       てロンドン大会は参加者も多く、雨続きの中レース会場の居心地は優しくないし、毎
       日のように雨が降るのに屋根のない広場でのパーティー・セレモニーではあまり盛り
       上がらず、コストパフォーマンスも低かった。アイアンマンの様に選手個人ではなく各
       国組織のお祭りのように感じられました。只オリンピックと同じ会場で開催されロンド
       ンの街を走れたことが忘れえぬメモリーです。
       (大会開催日:ITU世界エイジグループトライアスロン選手権/2013・9・15)
                



第九三-1号
        Iron jerryの徒然日記2013 (1) /IM70.3ザルツブルグZell am See!


2014年2月10日
JIC会員

坂尻 仁彦氏


       8月末、頂いたマイルでLHのフライトにてオーストリアのザルツブルグへ到着すると
       雨上がりのせいか?涼しい夏が待っていた。空港から長距離路線バスに乗りZell
       町に着いたのは夜の8時過ぎ、幸い宿のペンションHubertusはバス停から近く日暮
       れ寸前にチェックイン出来た。朝起きると部屋のバルコニーからはスキー場の斜面が
       見えいい感じです。朝食の内容も良く、受付やパーティの会場迄200m程と便利で,
       あれこれ調べた甲斐が有りました。


       中心街はZell湖沿い500m程のこじんまりしたスキーリゾートタウン、湖と周辺の山々
       等美しい景観の町です。早速バイクの試走を兼ねて1.5㎞ほど離れたスイム会場の
       チェックやバイクコースの下見を兼ねて湖を一周。

       午後はIM70.3の受付と千恵美の初マラソン?(Irongirl =4.2km)のエントリー。立派
       なレースガイドやゼッケンでどちらも沢山の参加賞はお得?宿泊客は宿からサマーカ
       ード(特典カード)を貰い見せるとロープウエイやプールが無料の他、路線バスは何処
       でも1ユーロ等サービスいっぱいです。早速向かいの乗り場からスキー場の上迄上り
       景色を満喫、夕食は町中のイタリアンで地ビールにパスタ・ピザ&サラダを注文、量
       が多くて食べきれずピザは半分テイクアウトにしてもらう。

       この町で驚いたのはアラブ系の人々が多く滞在していて夕方のダウンタウンを行き交
       う人々は7割以上、まるで中東の国です。避暑なのか避難なのか?いずれにしてもこ
       の町の住心地はよさそう。次の日はスタート時間に合わせ10時頃バイクで1.5㎞離
       れたスイム会場に行くと景色のいい湖畔のビーチ・プールやカフェも有り、有料ですが
       昼までは選手練習用に無料開放、さっそく原口さんに借りてきた2ピースのウエットを
       着て目印のバルーンに向かって泳ぎ始める。冷たいが晴れていたから震える程では
       なく1.2㎞程泳いだ後周辺をチェック、写真を撮ってホテルに戻り午後はバイクコース
       を地図を見ながら走るが脇道が多く分かり難く後ろから来たグループに着いて走る。
       右側走行ルールや幹線道路のバイク走行禁止箇所等有り戸惑うばかりでした。

       カーボパーティではスクリーンに受付会場でのインタヴューも放映され、僕の長いメッ
       セージビデオが映るとちょっと恥ずかしかった。おまけにMCのオッチャンもやたら日本
       語を交えてしゃべるが、日本人のエントリーは2人だけです。土曜日は快晴、バイクチェ
       ックインに行くとトランジッションエリアは広い芝のグランドにバイクが並び、2,000人の
       アスリートで溢れていた。
       3時から千恵美の初マラソン?
アイアンガールレースの(4.2㎞)サポート兼カメラマン、
       撮影はあちこち走って待ち構え、ゴール迄追いかけ無事27分で完走。彼女はメダル
       を懸けて貰い大満足です。

       その日は早めに夕食を済ませ明日に備える。朝6時前に目が覚めると雨模様でショッ
       ク!予報通りとはいえ不安な気分です。雨が小止みになり8時過ぎ、二人でスタート
       会場迄湖岸の道を行く。スタート時間は10時だが第3ウエーブなので僕は20分後で
       す。又、雨が降り出しできるだけ身体を冷やさないようカフェの中で待機し、入水はス
       タート時間ぎりぎりでした。直ぐにホーンが鳴ると安全第一、最後尾から泳ぎ始める。
       後は5分遅れの女性のウエーブだけなのでバトルも少ない。水は雨のせいで試泳の
       日と違いかなり冷たい。2つ目のブイを過ぎた頃から身体が冷えて尿意を感じたが、
       ひたすら我慢と必死の泳ぎで何とかフィニッシュ。42分余の表示、まずはトイレに直
       行するが中々終わらないばかりか、体の震えが止まらず着替えもままならない状況。
       T B
に入れたウエアーは全部4枚重ねで着込み、虎屋のスティック羊羹を口にほうば
       りようやくバイクスタート。雨は小止みなく降り続き路面のわだちには水が溜り最悪で
       すが、急勾配のアップダウンが無いのが救いです。時々甘い補給食を口にペダルを
       回すが汗もかかずウインドジャケットが、どこまで雨に耐えられるか心配? 幹線道路
       は左車線を走るが右側通行だとセンターラインよりに走るから、対向車線のバイクが
       近くで擦違う為危ないので端によると後ろから追い抜いて来たバイクに「右によれ!」
       と叫ばれ慌ててセンター側に寄る。1周目にZellの町に戻ると千恵美の声援も有り2
       周目に入る。

       雨は時折強く降りジャケットもびっしょり濡れ、身体は冷えて寒くなり終盤になるとコ
       ース上のアスリートも少なくなり孤独でした。何とか3時間20分を切ってフィニッシュ。
       トランジッション迄グランドの外を1周するので500m以上有り、バイク押して草の上を
       走るのはロスが多い。おまけに冷えて指もかじかみジッパーも外れず着替えはまま
       なりませんが、ボランティアに手伝って貰いようやくランスタートする。1km過ぎたら
       もうトイレに直行です。上からジャケット着て走るが中々汗がでない。2㎞辺りは町中
       のアップダウンの周回が有り、そこを抜けると又湖岸のコースを走る。ようやく雨も上
       がりペースアップすると6㎞過ぎた辺りからやっと汗も出だしジャケットを脱いで走る。
       景色のいい湖岸のコースは殆どフラットなのでペースもキロ6分弱で安定し、気分よく
       前を抜ける町中でサポートの千恵美にジャケットを渡すと、後半は更にアップして2
       間切りを目指しましたが、トイレタイムが影響して1分オーバー、無事完走です。

       フィニッシュタイムも6時間切れず+27分。(トランジッションTime合計24分は要改善!)
       レース後は一旦ホテルに戻り、千恵美とアワードパーティ会場へ。記録を見ると雨中
       のレースは予定通り?の年代別2位は上出来です。1位はスイスのヘルマンさんで
       IMハワイでも常連選手で去年の大会も12時間の実力者、初出場だった僕とは3
       間余も違いその差歴然。(今年のIM70.3のランキングでは4大会全勝、堂々の1位)
       彼と並び表彰台は光栄でした。1位に送られるスポンサーのStigel Beer生樽5liter
       65歳台2位の僕にも頂きラッキー!
(でも荷物が増える、どうしよう?)
        記録
 H/Herman  S=35:18  B=2:34:25 R=1:49:54  F=5:14:44  OR=603  AR=1
           H/Sakajiri   S=42:43 B=3:19:56 R=2:01:43 F=6:27:59 OR=1239 AR=2

       翌朝は快晴、宿でもらったサマーカードを使い隣町Kaprun 迄バスに乗りそこからは
       キッツ・シュタインホーン山頂近く3029m迄ロープウエイで上り、展望テラスに出るとア
       ルプスの景色は最高でしたが新雪(昨日の雨は山では雪)が積もり風も冷たくじっと
       しておれません。写真を撮り終えてレストランで昼食、窓から観える直下の氷河では
       多くの子供達がソリ滑りを楽しんでいました。そのほか氷の洞窟や渓谷の滝めぐり等
       楽しみ、夜はバイクや荷物のパッキング、
翌朝鉄道を乗継ぎインスブルグ経由スイス
       へと向かう!・・・次号につづく
       (大会開催日:2013・9・1)